2009年8月22日 (土曜日)
2009年7月21日 (火曜日)
2009年3月 3日 (火曜日)
栃谷川吉野沢と562峰西尾根(2009.03.02)
景信山から陣馬山にかけての南面、地図上では概ね針葉樹林記号で埋め尽くされた中に、明王峠から奈良子峠にかけていくつか広葉樹林記号が記されているのがこのところ気になっています。
この記号があてにならないのは重々承知しつつも、正しかったら拾い物、なんて期待と怖いもの見たさの入り混じった気分で、2日の月曜日、その真ん中を流れる吉野沢に向いました。
姫谷旅館の脇から吉野沢右岸の道に入る。旅館の犬から盛大に吠えられて鬱陶しいが、4時間後にこれが役に立つとはもちろん思わない。
左岸に小屋が現れる。このあたりから道が怪しくなり、沢身を歩く。
あたりはほとんど植林に覆われているが、ところどころで植林が沢から離れ直近は潅木が茂っている、そんなところは比較的明るい。
流れは緩やか、滝もない。退屈なので語呂合わせをひねくりながら歩く。
杉の谷 金粉わたり ハ~クショイ
金色に 春風染める 杉の群
金色(こんじき)の ちひさき蕪のかたちして 花粉ふるなり 真昼の沢に
ろくでもないことに熱中して気配が消えていたのか、すぐ近くでミソサザイが囀る。久しぶりに聞く美声、素晴らしい。
このまま終わるのかと思っていると小滝が現れる。2m強。でも、結局これが最初で最後の滝だった。
前方が明るくなり、まもなく左岸が雑木に変わる。でも、小さい木を中心にかなり伐採されている。植林する予定なのかも知れない。その上に林道のガードレールが見える。
右岸から林道に上がり東に向かう。吉野沢を渡るところから稜線が望めるが、そこまでの沢筋は殆ど植林が埋めている。両岸の山腹を眺めるとこちらも植林が大部分。これで広葉樹林記号かぁ。
水はまだチョロチョロ流れているがこれ以上登る意味を感じない。そのまま林道を行き、矢ノ音に向かう登山道に入る。
矢ノ音の分岐は右にとり、西に向かう。
ドラム缶が何度か現れるが、その4組目が去年の12月に見たものだった。あの時と同様、ここを右に戻るように折れ、562峰の西尾根に入る。右側の植林を抜ければ自然林の緩斜面、3ヶ月ぶりだ。植林だらけのこのあたりでは、という条件付きながらやっぱり凄く良い。個人的な事情を付け加えれば、ここは家から1時間半で到着できる自然林でもある。また来ることがあるかも知れない。
ただし狭い。12月に引き返した笹の茂みの少し先で斜度が上がり、すぐに植林が混じり始める。もっとも直線距離500m、標高差200mの小尾根の一郭であればそれもやむを得ないか。
その狭い森でゆっくりすることにして、丹念に見て回る。ダンコウバイは既に満開、ツツジと思しき潅木はもう新芽を開いている。陽射しを浴びて座り込んでいると春の気分が高まってきて、今日ここまでの鬱憤も綺麗に晴れるようだ。
西に向かう。ダニの茂みの先、傾斜が強くなるあたりで踏み跡が怪しくなる。主尾根は西向きなのだが、そういうことなら踏み跡は無視することにして、510mで北に向かう枝尾根に入る。主尾根は末端が急傾斜のようだし、車が遠くなる。
この枝尾根も植林されているのだが、一抱えもあるような落葉樹とそれより小振りの杉檜が混じっている。将来は植林に圧倒されてしまうのかも知れないが、現状ではさほど悪い雰囲気ではない。
しだいに尾根筋が不明瞭になり、やや急な斜面を適当に下っていると左前方から犬の吠える声が聞こえてくる。行きに散々吠えられた姫谷旅館の犬だ。尾根が広い上に完全な植林で見通しも悪く、位置がよく判らなかったのだが、これで姫谷旅館の方向が判った。左に巻き気味に降りて吉野沢の左岸、姫谷旅館の僅か上流に降り立った。
おかげで無駄なく歩けたよ、と犬に向かって友好的に話しかけてみるが、相変わらず激しく吠えるばかり。そんなに怪しく見えるかなぁ??
車に戻り、帰路についた。
2007年8月11日 (土曜日)
ゴイサギ
都会の子 そこのけそこのけ 五位鷺通る
「道に変わった鳥が歩いてる」と叫んで子供が飛び込んで来たことがあります。カメラを持って出て行くとゴイサギが水中を睨んでいました。子供が見た時は川を横切る歩道を歩いていたとのこと。付近の方の話では早朝や夕方によく姿を見せるそうです。カメラを構えてもまるで気にする様子はなく、魚を狙っていました。
その後、やはり子供がゴイサギに似た茶色の鳥がいるというので、出てみると今度は茶色に白の模様が入ったゴイサギの若鳥がいました。どうも近くで繁殖までしているようです。
神経が太い?それとも五位だから偉いの?
いずれにせよ、人がちょっかいを出さない限り、都会の生活に向いた鳥のようです。
| 固定リンク
2007年5月22日 (火曜日)
一ノ瀬周辺(2007.05.20)
小学校の社会科で水道が話題になって以来、我が家の子供は水源林という言葉にたいへんな幻想を持っているようで、山の話になると水源林に行きたい!と口走ります。
そこで、水源林と言わず水源の流れそのものを歩いてみるかと水を向けると、二つ返事。ということで子供と多摩川の沢を歩くことになりました。多摩川の沢ならどれだって水源ですが、せっかくなので多摩川源流の意味も込めて笠取山付近の沢がよかろうと、20日の日曜に一之瀬川の支流、中瀬川に出かけました。
中島川橋から左岸の道に入り、沢の様子を見ながら歩く。水は少なく両岸は笹に覆われている。木橋を渡った先で道がぬかるみ、ちょうど良いので足拵えをして水に入る。ところどころ笹が覆いかぶさり歩きにくいところがあるが、他に特別なことは何もない。水音と一面の新緑に包まれて気分よく、これだけでもう十分。
しばらくで3mほどの滝が現れる。左側を登れる・・・と思ったら、子供はこれが登れない、と言うより怖いようだ。ここまで、初めて沢に入って水の中も上も好きなように歩ける自由に楽しそうだったのだが。
さ~てどうしたものか。お茶を飲みながら考えていると、子供が流れの中の石をひっくり返し始める。無理に動いて怖がらせるよりここで水棲生物でも観察する方がよかろうと私もひっくり返すと、どの石ももれなく何がしか生物が張り付いて、これで結構盛り上がってしまう。
水遊びを適当なところで打ち切り、車に戻って犬切峠に向かう。作場平橋の駐車場は車が溢れていたが、これは水源祭りのためとのこと。あの台数ではさぞ笠取山は賑やかなことだろう。犬切峠に着くとこちらは車が一台おいてあるだけ。こちらに来て良かった。
防火帯を藤尾山に向かい、その最上部まで行ってみる。綺麗に刈り払われた草の斜面は歩きやすいことこの上ない。防火帯の方向に視界を遮るものはなく、その両脇は新緑に縁取られ、素晴らしい景観だ。空気が澄んで、遠方の緑も鮮やかだ。
どこに行ったかと問われると一言では答えられない、今回もそんな半端な山歩きだが、一之瀬川周辺どこも新緑が沸きたっていて、どこであれもうそこにいるだけで楽しい。そんな気分のまま、車で三ノ瀬の民宿石楠花に向かう。
石楠花の軒先で今歩いてきた藤尾山を眺めながらそばを食べる。今日は人の出入りが多いようだ。お茶を淹れてくれた方に尋ねると、ここの畑を借りています、今日は種を蒔きに来ました、とのこと。山里の作物と聞いて思わず質問を重ねると、蒔くのは花豆、これは涼しい気候を好むためこのあたりでは標高1000m以上必要で、更に更に、花は赤い!とのこと。思わぬところで山里の赤い作物がひとつ明らかになった。
石楠花の 軒の向こうに アカイハタ
奥に入って畑を眺めていると、以前ここを訪れたときの女将の言葉が蘇る。「この蕎麦は向こうの畑で作っています。」ということは昔はシロイハタだったのか。
シロイハタ 借りて今年は アカイハタ
このところ妙に歯車が噛み合っているようで、山に行くたびに知識が増える。頬が緩みっぱなし、妙な上機嫌を訝しげに眺める子供に奥多摩湖を見せ、帰路についた。
| 固定リンク
2007年3月24日 (土曜日)
2006年9月25日 (月曜日)
2006年8月29日 (火曜日)
赤石山脈(2006.08.20-23)④ 白峰稜線
最終日、3時前に目が覚めると星が見える。快晴だ。今日は北岳まで白峰の稜線を歩く予定で、一番展望の欲しい日。ついている。
間ノ岳の登りで太陽が顔を出す。近頃は日帰りの山歩きばかりで日の出を拝むのは久しぶり。その右には富士も綺麗に見える。
登りついた間ノ岳からの展望は素晴らしい。北は仙丈岳や甲斐駒ケ岳から槍穂高、南は塩見岳はもちろん赤石岳の右に大沢岳、中盛丸山、兎岳もはっきり見える。
北岳に近づくにつれ花が増えてくる。同時に雲が増えてきて次第に展望が失われていく。そして人も。5分とあけずに挨拶している。昨日、一昨日とはえらい落差だが、たまにはこんなのも良い。
北岳に登りつくと話題の新三角点標柱を撮影して、すぐに北峰に移る。以前は登山道が北峰頂上を通っていたと記憶するが、今回はこれを巻く踏み跡が濃く、声は聞こえるが誰もやってこない。ここで最後のひととき。野呂川右俣沢を眺めたかったが、もう霧でなにも見えない。
北岳北峰をあとに稜線を北に向かう。しばらくで道標に従い尾根をはずれて南東に下る。草すべりから白根お池にかけてやはり花が多く大井川の上流とは比べ物にならない。稜線も山腹も北岳と間ノ岳の差はどこにあるのだろう。
白根お池から針葉樹林に入る。キノコを随分見かけたが、広河原発のバス時刻が気になりゆっくり観察している余裕はない。
花も展望もない道をひたすら下って、広河原バス停に到着。最終バスに乗り芦安に向かう。
芦安では例の坂を下って第6駐車場へと歩く。帰りはこの坂を歩くことになったか、と呟いていると道脇にアオ*セセ*の綺麗な姿。ささやかだけど、この駐車場は帰りも福の神だった。
| 固定リンク
2006年8月 8日 (火曜日)
南大菩薩(2006.08.02)
金銀に 夏の陽弾く 曲り沢
緑陰に 駆ける白竜 金の道
2日の水曜日は南大菩薩。
沢で涼んだ後に稜線で花見を楽しむという計画でした。出発は竜門峡の駐車場、少し日川を下ると左に曲り沢右岸沿いの林道が分かれるので、これに入ります。
林道が大きくS字を描いて山腹を登り再び沢に戻ると暫くで左に踏み跡が別れます。そこには205号に至るとの標柱がありますが、これはどこへつながるのでしょうか?
林道が曲り沢を渡るところで支度を整えて沢に入ります。広葉樹林のなかをゆったり流れる沢でした。西向きの沢で午前中は日が入らず、水浴びしながらのお散歩は暑さとは無縁です。砂が多く、その柔らかい感触がまた快いこと。
この砂ですが、流れの緩いところでは何故か表面が金色に光っています。砂金?と一瞬思いましたが、表面に堆積するからには密度が低いはず。花崗岩が多いのでそこから流れ出た雲母ではないでしょうか。
いたるところでアジサイが咲いていますが、この類はよく知らないので種類は判りません。他に目についたのはウバユリとギンバイソウ。
スミナガシ(おそらく)が岩に張り付いていますが、飛んでも必ず同じ岩に戻ってきます。地味な蝶ですが、写真にすると鮮やか。蝶の記録にはなりませんが、ストロボとセンサーの分光特性の記録にはなりそうです。
大谷ヶ丸北峰から南西に落ちる小尾根の末端が二股になります。西尾根に詰めあがる予定なのではここは左にとります。そろそろ詰めあがる場所をさがしながら歩くと1350mあたりでやや左側が緩やかになります。 ここから山腹に上がりやや巻き気味に登ると西尾根の稜線1400m辺りに出ました。
踏み跡をみつけて気分はすっかり楽になったのですが、北峰への登りは結構きつくて涼しさも吹っ飛びます。
大谷ヶ丸の南峰を踏んでから湯ノ沢峠に向かいます。もう神経を使うところも傾斜のきついところもなくのんびり花見を楽しみました。一番目立つのはシモツケソウ、他にヨツバヒヨドリ、ウスユキソウ、カイ&タチフウロ。クガイソウやコオニユリ?は咲き始め。種類はわかりませんが、蕾を上げてこれから咲く花もいくつもありました。
焼山沢沿いの道を下って焼山沢真木林道に出ると、朝ここに置いた自転車に乗り竜門峡まで滑走しました。距離が長すぎてブレーキをかける腕が疲れましたが、これまた楽しい時間でした。
一日とおして誰にも合わず、静かな山。でも人には合わずとも流れにはこれが沢山いました。その数たるや途中何度も踏みそうになったほどで、養う森の豊かさが推し量れそうです。
冒頭の句は後にコメントから移動しました。
| 固定リンク











最近のコメント